2010-08-26 夏と秋と 和歌 古今集 夏と秋とゆきかふ空の通ひ路はかたへ涼しき風や吹くらむ 凡河内躬恒(古今集 巻3 168)去る夏と来る秋とが行きちがう空の通路では、秋が来る片方の通路にだけ涼しい風が吹いているのだろうか。 気象庁によると、「日本の年平均気温は、長期的には100年あたり約1.13℃の割合で上昇して」いるのだそう。とすれば、今の35℃の『猛暑日』は千年前の24℃に相当することになる。冬もそれだけ涼しかった(寒かった)のか。