2020-01-01から1年間の記事一覧

R2-2 自己採点で151点!

漢検1級の話です。 書き取りは1ミスで凌いだものの,四字熟語で痛恨の-8点。 そのほか,迷った末に間違えてしまったものも多く,全体的に勿体無い感じでした。 それでも自己最高点の151点は十分な結果。 次回に向けては,新たなものに手を付けること…

いたもすべなみ

君に恋ひ いたもすべなみ 奈良山の 小松が下に 立ち嘆くかも 笠女郎(万葉集 巻4 593) 貴方に恋をして、どうしていいかわからないので 奈良山の小松の下で立ち尽くして嘆いている。

海や死にする

いさなとり 海や死にする 山や死にする 死ぬれこそ 海は潮干て 山は枯れすれ 作者未詳(万葉集 巻16 3852) いさなとり 海は死ぬのか、山は死ぬのか。 ――死ぬからこそ海は潮涸れて、山は枯れるのだ。 さだまさしの歌にこんなのがあったような。

春の野に

春の野に すみれ摘みにと 来し我そ 野をなつかしみ 一夜寝にける 山部赤人(万葉集 巻8 1424) 春の野原に菫を摘みに来た私は、 野に心惹かれて、一晩明かしてしまった。

さし焼かむ

さし焼かむ 小屋の醜屋に かき棄てむ 破れ薦を敷きて うち折らむ 醜の醜手を さし交へて 寝らむ君ゆゑ あかねさす 昼はしみらに ぬばたまの 夜はすがらに この床の ひしと鳴るまで 嘆きつるかも 詠み人知らず(万葉集 巻13 3270) 燃やしてやりたい小さなぼ…

呼子鳥

神奈備の 磐瀬の社の 呼子鳥 いたくな鳴きそ 我が恋増さる 鏡王女(万葉集 巻8 1419) 神奈備の磐瀬の社で鳴く呼子鳥よ、そんなに鳴かないでくれ。 私の恋心が募ってしまう。