2010-05-03 人にしられぬ花 和歌 古今集 三輪山をしかもかくすか春霞人にしられぬ花やさくらむ 紀貫之(古今集 巻2(春下) 94) 三輪山を、そのようにも隠すのか、春霞よ。人に知られぬ花が咲いているのだろうか。 人が全てを知っている世界というのは、きっとつまらないものではないかと思う。知らないことを、知らないこととして認め、新たに知ることで、発見や喜びが生まれるのではないか。